特別コラム7【トイトレに悩むお母さんたちへ ~おねしょ再発の原因と改善までの道のり】

「一度おむつを卒業したのに、おねしょが再発してしまった」という相談は、
kuccaのお客様からの相談でよく耳にする悩みのひとつです。
特に弟や妹の誕生、引っ越し、家庭環境の変化など、大きな出来事があると、
子どもは排泄面で一時的に後戻りすることがあります。

今回この特別コラムでご紹介するのは、3歳5ヶ月の男の子を育てるお母さんが、
おねしょの再発に悩みつつも、生活習慣を見直すことで改善のきっかけをつかんだ事例です。
同じようなお悩みを抱える方々の参考になればと思います。


《実際のケース》
この男の子は、2歳8ヶ月の夏におむつを卒業し、当初はおねしょも少なくなっていました。
しかしその後、義実家へ引っ越し、11月に弟が生まれてから、おねしょが再発。
しかも、一晩に2~3回してしまう日が続く状態だったそうです。

その後、冬から春にかけて波はあったものの、最近になって再び毎晩のおねしょが続くように。
お母さんは「弟の誕生による精神的な影響」や「その子の個性」と考えながらも、ふとkuccaの排泄の動画を見返したことで、
「あれ?できていないことがある…」と気付いたとのこと。

お母さんが気付いたのは、以下のような生活リズムの乱れでした。

  • 寝る時間が遅くなっていた
    (引っ越し前までは20時~20時半には寝ていたのが、いつの間にか21時に)
  • テレビを見る時間が増えていた
    (以前はテレビを撤去していたが、義実家では常時ついている環境になったため)
  • 朝の排尿習慣が曖昧になっていた
    (一度おねしょをしなくなった時期があったため、その後おざなりに)

お母さん自身、「本当はこうした方がいい」とわかっていたけれど、「なんだかんだと言い訳してやらなかった」と振り返っています。
そして、モロイとの個別相談で同じ指摘を受けたことで、ショックを受けると同時に、すぐに行動を変えることを決意されました。

《実践した改善策》
以下は、お母さんが取り組んだ具体的な対策です:

  • 寝る時間を早めた
    弟(0歳児)を寝かせてからと思っていた時間帯を改め、家族全員で20時には寝室に入るようにしました。
    そのため、庭遊びなどを17時までに切り上げ、夕食や寝る準備をスムーズに進める工夫を取り入れました。
  • 夕食後のテレビ禁止
    義実家の影響で増えていたテレビの視聴時間を制限し、特に夕食後は完全に禁止。
    家族の大人たちにも説明して協力を仰ぎました。
  • 朝の排尿習慣を復活
    おねしょをしなかった時期に薄れていた「朝のおしっこ」の習慣を再び取り入れました。

これらの改善を数日間続けたところ、なんと連続2日間、おねしょが1回に減少したそうです。
まだ完全にゼロにはなっていないものの、一晩に2~3回していた時期を考えるととてつもなく大きな進歩です。

《私からのアドバイス》

◎排泄は情緒の影響を受けやすい
排泄は「快・不快」という感覚に基づいており、これは情緒の根源でもあります。
怒りや不安、喜びなど、すべての感情が「快・不快」から派生しているため、排泄と情緒が結びついているのは自然なことです。

子どもが排泄をコントロールできるようになるのは、身体と心が整い始めた証拠。
ただ、成長途中の子どもにとっては、生活環境の変化や精神的な揺らぎによって後戻りが起こるのも正常な範囲内です。

「しちゃったらしちゃったでOK!」という気持ちで、その背景にある原因に向き合い、整えていくことが大切です。
このスタンスは、排泄に限らず、子どもが大きくなっても変わらない子育ての基本です。

◎親自身の見直しが大切
行動を変えるのは、お母さんが何かおかしいと感じたときや、フラグが立った「今」しかない。
今回この方が改善に成功したのは、「今まで何ができていなかったか」を冷静に振り返り、
行動をしっかり変えたことが大きな理由です。
「上の子がいるから難しい」「妊娠中だから大変」「仕事が忙しい」など、言い訳は育児の中でたくさん出てきます。
しかし、「だからできない」で終わるのではなく、「どうしたらできるか?」と考えることで、大きな変化が生まれます。

このお母さん自身も「失敗しないスムーズなやり方よりも、失敗しながら学ぶことのほうが大事」と感じたそうです。
これは子育てだけでなく、人生全般において大切なことですね。

◎成果を見逃さず、小さな変化を喜ぶこと
「結果や効果を期待しすぎない」こともアドバイスしています。
子育てで結果ばかりを追い求めると、思うようにいかないときに親も子も不要な落胆を抱えてしまいます。

しかし、正しいアプローチを続けていれば、必ず成果は現れます。
そして、その小さな変化を「成長」として捉える感度が重要です。

「一晩に2~3回していたおねしょが1回に減った」という変化は大きな進歩です。
これを「まだ1回している」と捉えるのではなく、「2回分が減った!」とポジティブに感じることが、
子どもの成長を見守るためには大切です。

◎生活リズムの見直しがすべての基本
今回の事例からも分かる通り、トイトレやおねしょ改善において生活リズムを整えることはとても重要です。
子どもの成長のためには、親がまず環境を整え、生活リズムを見直す努力をする必要があります。

排泄育児やトイトレは、親子ともに成長していける貴重な機会です。
「今」の課題に向き合いながら、日々の積み重ねを大切にしていきましょう。

おねしょやトイトレでお悩みの全ての方、ぜひ生活習慣を見直してみて欲しいです。
小さな一歩が、大きな変化を生みます。