皆さんは、紙おむつより布おむつの方が良いというのは容易に想像がつくかと思いますが、
実際問題、自分で差を感じて、なるほどな!と実感することはありましたか?
これがいわゆる「経験」というやつで、この経験・体感・実感があって、やっと人は理解し、肚落ちします。
そこから自分のやり易いように、自分や生活にあった方法をカスタマイズできるようになってきます。
今回は、「布おむつと紙おむつ、実際の違いって何だろう?」
そんな疑問から始まった、あるご家庭の1週間にわたる紙おむつ生活の実験レポがありますので、
こちらの内容を皆さんにもシェアできればと思います。
この実験結果として得られたのは、「どちらが良い・悪い」が改めてわかったことではなく、
「何がどう違うのかを改めて実感できた」という貴重な経験・体感にあります。
ぜひ皆さんも感じてみて欲しいです。
便秘改善から始まった気づき
このご家庭では、もともと3歳男の子の便秘が気になっていました。
そこで、食事の工夫として 「汁物を増やす」 ことを意識してもらいました。
すると、毎日の排便がスムーズになり、「ニュルっと気持ちよく出る感覚」が本人も嬉しい様子で、
毎回呼んで報告してくれるようになったそうです。
ただ、次の課題として、便の匂いが強くなってきたことに気づきました。
ご自身で考えて、思い当たるのは 「小麦製品の摂取量」
普段は週1回、自然派のパンを楽しむ程度だったものの、最近は外出時にパンやケーキを食べる機会が増えていました。
「やっぱり食事のバランスって大事だな」そんな気づきがあった中で、
自身のテーマとして「おむつ」について考える機会が訪れたようです。
地域の保育事情と待機児童の現実
今年で3歳になり、集団生活についての選択が必要になってきました。
しかし、住んでいる地域(徳島県)は 2年保育の公立幼稚園が主流で、
満3歳から入れる私立幼稚園は1園のみ。
現在、 認定こども園の保育所枠に1年待機中 ですが、来年度も空きが見込めない状況。
そのため、今年4月からは 幼稚園枠での集団生活を決めたそうです。
また、その市では独自の施策として 「紙おむつの無料配布」 を行っており、
気づけば大量の紙おむつが家にあるようになったとのこと。
布おむつを使ってきたけども、「せっかく手元にあるし、一度紙おむつを試してみよう」と思い立ったことがきっかけでした。
紙おむつ1週間チャレンジ
12月中旬、「紙おむつを使うことで何が変わるのか?」を体験するために、
1週間限定で 「紙おむつ生活」 を実施されました。
その結果——
- 排泄の感覚が変化
初日はまだ事前報告(おしっこが出る前のサイン)が少しあった。
2日目から事前報告がほぼゼロに。
5日目には 事後報告(おしっこをした後の報告)もゼロに。
おまるへの興味も失い、ついには おむつ交換を嫌がるように。 - 育児の手間が減少
洗濯物の量が激減。
タオルや着替えの使用枚数も減少。
外出時の荷物も減り、持ち運びが楽に。 - しかし、ゴミが増えた
使用済みおむつが増え、ゴミの量が明らかに増加。
布おむつなら洗えば繰り返し使えるが、紙おむつは使い捨て。
こうした変化を見て、「やっぱり布おむつのほうが良い」と確信。
1週間を待たずに布おむつ生活に戻しました。
布おむつに戻した後の気づき
紙おむつを使ったことで、布おむつのメリットをより深く理解できたこのご家庭。
布生活に戻してからは、本人の排泄の感覚が戻るまでに時間がかかったものの、
徐々に「濡れる直前に『ちっち!』と教えてくれる」ようになりました。
また、排泄リズムが整うことで、洗濯物の量も減少。
「布おむつ=手間がかかる」と思いがちですが、
適切なタイミングで排泄できるようになると、結果的に洗濯物も少なくなることを実感したようです。
子どもの視点から見た紙おむつのメリットは?
紙おむつ生活を経験したことで、「布おむつのほうがいい」と確信したとのことですが、
一つ疑問が残ったそうです。
それは、
「子ども自身にとって、紙おむつのメリットって何だろう?」
このテーマについて、夫婦で何年も考えてきたものの、いまだに答えは見つかっていません。
でも、現実として 紙おむつはメジャーな選択肢にはなっている。
「これからも、この問いを大切にしながら、経験を通じて何か新しい発見をしていきたい」
「そして、何より自分自身がもう迷わなくなった」
そんな気持ちを抱えながら、今後も布おむつの道を歩んでいくことを決めたそうです。
kuccaとしてのまとめ
体験して初めてわかることがたくさんあります。
今回のこの体験を通して、このご家庭が得た学びは
「実際に体験しないとわからないことがたくさんある」 ということ。
布おむつと紙おむつ、それぞれに良さがあります。
ただ、 「どちらが便利か?」ではなく、「どちらが自分たちの暮らしに合っているか?」
を考えた結果、布おむつのほうがしっくりきたという結論になりました。
「とにかく一度試してみること」
その大切さを改めて感じさせてくれる素晴らしい実験レポートでした。
皆さんヘは、ぜひこういった体験実験をしてもらいたいなと切に思います。
ダメなものはダメを頭で、学びで決めるのではなく、自分の体感や感覚でしっかりと感じ取る。
これが令和を生きていく中でも大事なことなのではないかなと思います。

