2025年4月【乳幼児期の排泄育児が基本的信頼関係を育む理由】

私がいつも皆さんにお伝えしたいことは
「トイトレは後回しにしないで!」という事。

トイトレ完了コースに入っているわけですから、
いわゆる「後回し」にしている人はいないと思います。

が、やはり最後の最後に、優先度が低くなっている人がいるのも事実。
今、すごく大事な時期なのに、、、っていう時に
とにかく子どもの排泄育児での育みを最優先にできない。

トイトレ完了コース。
目的はトイトレ完了ですから、おむつはずしのため、排泄の自立のため。
なのですが、もちろんそれがシンプルに大事ではあるんですが、
そこばかりに注目すると、やっぱり日々の生活の中で最優先にできない状況が出てきてしまうのではないかなと思います。

育児は毎日やることが多すぎる。
食事、寝かしつけ、遊びの相手、家事、兄弟姉妹のケア…。
当然、排泄だけに集中することは難しいですよね。でも、ちょっと待ってください。
そんな時に思い出してほしいのが、

《乳幼児期の排泄育児が基本的信頼関係を育む》ということ。
この重要性をしっかりと思い出してほしい。

目次

「排泄をおざなりにすることが、他のトラブルを引き起こしているとしたら?」

「食う・寝る・出す」の三大欲求が満たされることこそ、
子どもが安心して成長するための土台です。
その中でも「出す(排泄)」にしっかり向き合うことが、
子どもとの基本的信頼関係を築くカギになるのです。

エリクソンの発達心理学でも、この「出す(排泄)」の重要性は説かれています。
発達心理学者エリクソンは、0~2歳は「基本的信頼 vs 不信」の段階にあるとしています。

この時期の子どもは、「自分が求めたものを適切に満たしてもらえる経験」=快不快のメリハリを通じて、「自分は愛される存在なんだ」=being「世界は信じられるんだ」=希望力
という感覚を育みます。

逆に、求めても満たされない経験が続くと、
「どうせ自分の欲求なんて受け入れてもらえない」という不信感が生まれ、
自己肯定感の低下にもつながります。

では、この「求めたものを適切に満たす」とは具体的に何でしょうか?
それがまさに、「不快を快に戻す行為を、望んだとおりに充分にしてもらうこと」なのです。
つまり排泄育児です。

排泄とは、まさに「不快を快に戻す行為」
おむつが濡れて気持ち悪い→取り替えてもらって気持ちいい。
おしっこ・うんちをしたい→適切なタイミングでトイレに行けてスッキリ。

この「不快を快に戻す」サイクルを親がしっかりとサポートすることで、
子どもは「自分の欲求は大切にされる」=beingの形成「安心して自分を委ねていい」=親子の信頼関係の構築
と感じるようになります。

「食う・寝る・出す」のバランスが崩れるとトラブルは増える

育児の現場では、「うちの子、ぐずりが多い」「すぐ癇癪を起こす」「夜泣きがひどい」など、さまざまなトラブルが発生します。でも、実はそれらの問題の根本では、「食う・寝る・出す」のバランスが崩れていることが多いのです。

例えば、排泄をおざなりにしていると、

  • おむつが濡れて気持ち悪いのに、そのままにされて不快感が続く
  • トイレに行きたいのに気づいてもらえないストレスが溜まる
  • 排泄のリズムが整わず、便秘やおなかの張りで機嫌が悪くなる

このように、「出す(排泄)」が適切にケアされないことが、
結果的にぐずりや夜泣き、癇癪につながることも多いのです。

だからこそ、「トラブルの対処」に追われるのではなく、
一歩引いて「そもそも食う・寝る・出すの土台が整っているか?」を
見直してみてほしいのです。

トラブルが多いなら、「出す(排泄)」に全力投球してみる
もし今、育児が大変だと感じているなら、一旦トラブルの処理は横に置いて、
改めて「出す(排泄)」にガッツリ向き合いましょう。
布おむつ育児、おまるに座らせる、そんなことが=向き合う事ではないですよ!

今、向き合ってほしい

エリクソンの発達段階で言えば、「基本的信頼」を育む時期は0~2歳の間だけ。
この時期を逃すと、「求めたものを満たしてもらう経験」の貯金が足りなくなる可能性があるのです。
だからこそ、後回しにせず、今、向き合ってほしい。

排泄育児は、おむつを早く外すための手段だけではなく、
子どもの「信じる力」を育てるための関わりなのです。

トイトレや排泄育児をおざなりにしがちなのは、誰にでもあること。
でも、意識を変えれば、子どもの「快・不快」にしっかり寄り添うことができる。
「不快を快に戻すことで、子どもに安心感を与える」
そう捉えるだけで、見える世界が変わります。

だからこそ、トイトレは後回しにしない。
トラブル対応に追われるより、「食う・寝る・出すの土台作り」を優先する。

今、しっかりと「ダス」に向き合うことが、
子どもが一生「世界を信じる力」「自分を信じる力」を持つための基盤になります!

さあ、今月は改めて意識を整えて、もう一度新しい気持ちで「排泄」に向き合ってみましょう♪

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