私にとって子育ての指標の土台にあるのが《脳》です。
もちろん脳科学者でもなんでもないので、詳しいエビデンスはわからないですが
それでも、それなりに脳と子育てを関連付けて紐解いて学びを積み重ねてきた自負はあります。
大学、玩具会社で学んだ脳のはたらきは全て子育てとは縁が切れないものでしたから。
ただし、脳というとちょっと小難しくなりますね。
なんとなく、皆さんも理解するのに少し力が入ってしまうワードだったり
分野だったりするのかなと思いますが、もっと平たくイメージしてもらうと、
単純に《意識》という言葉に置き換えてもいいかなって思います。
先日スタッフと、とても興味深い話をしました。
東京大学を目指すある受験生が、寝る間も惜しむ上に、排泄時間も惜しむということで
紙おむつを穿いて勉強していたそうなんですね。
(ほんとかよ~って話ですけどもw)
浪人したのかしていなのかは知らないですが、
年齢としたら18歳から20歳そこらだと思うんですが、排泄についてはもうすでにカラダには
整っている年齢でもあります。
で、ある日のこと、今日はさすがに紙おむつを穿いて外出はできないということで、
普通のパンツで出かけたそうなのですが、つい癖で紙おむつがあると思ってしまい、
パンツにやっちゃったそうなんですよ。
(つまりお漏らししちゃったということ)
驚きではありますが、この話を聞いたときに、
これって排泄育児でもまんま同じことが起きているなと思ったんです。
つまり、紙おむつをずっとつけていると(もちろんこれは布だって同じ)
子どもがそういう脳内の意識になるという事なのです。
という事は、子どもでも大人でも、やっぱり脳との連携は生きていく上で
とても大事なものなんだなということも改めて理解させられますね。
私がよく皆さんにお伝えする
『できるようになるのに3ヶ月(理解)、定着するのに3ヶ月(カラダの癖)』
という事をお伝えしていますが、そこにも繋がる話で、
この学生がどれだけ紙おむつを穿いて勉強していたか詳しい日数はわかりませんが、
カラダの癖として定着してしまったことは理解できます。
理解ということに関しても、ここにしていい(紙おむつだからしていい)というのにも
しっかりと理解があり、さらに、する行為が癖づいていたわけです。
なので、今日はパンツをはいているのにも関わらず、外であるのにも関わらず、つい、
おしっこをしてしまったってことですね。
これって考えてみると、まるっきりトイトレ中の子どもにも言えることだと思うのです。
こういう状況は容易にわが子なら考えられますよね。
ここから少し逆説的に考えてもらえたらと思います。
いうなればトイトレは、まずは頭で理解してもらって、理解が出来たら、
そこからカラダに癖として定着してもらうことだと思うのです。
但し!!その前に大抵のお子さんは、紙おむつにすることを理解していて、
更にそこにするという事が身体に癖として定着しているので、まずは、そこから脱却しなくちゃいけない、ゼロリセットの書き換えをしなきゃいけないというサポートやアプローチも
発生していくというわけなのです。
(これに関しては、新生児期からゆるゆるとでも、おまるで排泄したり、布おむつを活用して
紙おむつにただ排泄するという事だけではなかった人はゼロリセットにしなくていい場合は多くあります。
↑私が小さいうちからゆるゆると積み重ねるといいよというのは、
ゼロリセットの書き換えをしなくて済むからです。
ゼロリセットの書き換えにトイトレの難しさがあるから。)
丁度一年前の2024年2月のマンスリーコラムの中で、
『便利は可能性を奪う』という話を少し出しました。
紙おむつってまず便利です。
よっぽどのことがない限り、漏れません。
排泄に注視しなくても、楽です。
楽に思っちゃいけないのかって話ではないのですが、
でも、漏れる、濡れる、うまくいかないからこそ、見える“進歩への課題”が
便利によってかき消されてしまうことは事実。
便利は、確実に可能性を奪うと、私は思います。
便利は可能性だけでなく、脳の意識も奪うのかなと思います。
だからって紙おむつが悪とか、何が何でもおまるである。
という事を言いたいのではないですが、でもやはり危機感として
脳との関係性は理解しておかないといけない事実もあるということ。
紙おむつや、排泄育児の優先度の低さの理由の1つが便利さだとすると、
便利は脳の意識を奪っているんだよという認識は、頭の片隅に置きつつ、
賢く使っていってほしいなと思います。
また、おしっこやうんちをする(排泄)ということを
頭で理解してもらって、理解が出来たら、
そこからカラダに癖として定着してもらう
これがトイレトレーニングだと思って、子どもにアプローチしていってもらいたいなと思います。
生後5か月の子に頭で理解してもらうにはどうしたらいいか?
2歳1か月の子に頭で理解してもらうにはどうしたらいいか?
単純に方法は違いますよね。
更に、カラダに定着させるには、《実行を継続する》しかないです。
ここは耳が痛い人もいるかもしれませんが、
私も18年kuccaをしてきて、たくさんのお母さんと排泄育児に並走してきましたが、
やっぱり素直に継続している人は、時間はかかる場合もありますが、
最終的にはしっかりと実が結ばれています。これは嘘つきません。
というと、我が子全然できてない、、、
ってことは、、、私が素直に継続してないってこと?と思っちゃうかもしれませんが、
中には、全然出来ていない!の定義がズレていて、本当は子どもは地味に階段を上っているのに
お母さん側に見えてない場合もありますので、まずは挫けずやっていきましょう♪
ということです♡
ちょっと話を盛り込み過ぎましたが、
今月は、脳と関係する排泄育児というテーマで少し考えながら
向き合ってみてもらえると良いかなと思います。

