授乳からみる排泄育児トラブルとの関係性について

掲題から推測されるに、なんだか授乳が排泄トラブルを巻き起こすのか?
と不安になってしまう方もいらっしゃるかもしれませんが
全く持ってそういうことではありません。

今月のコラムでは、
巷では、母乳はあげたいだけあげればいいとか
腸内環境には母乳が大事!という母乳神話につい流されてしまいそうになりますが
もちろん母乳育児は私にとっても、とても大事な育児の1つだと考えていて
腸内環境も然り、親子のアタッチメントの観点でも然り、
こどもの精神衛生上でも然りの、いいことづくめではあるんですが、
妄信することはとても危険。
少しだけ否!の視点をお伝えしたいなと思います。

身体の発達、口腔の発達、母子分離やこころの成長の観点、また睡眠の観点からも母乳育児の在り方ってすごく考えさせられるんです。

上記に続き、伝えたいことはたくさんありますが、この辺りは子育ち軸コースにて取り上げている内容なので、ぜひ気になる方は子育ち軸コースで一緒に勉強しましょう。

排泄育児コースでは、【排泄】にフォーカスして、排泄育児でのトラブルとの関係性について深掘りしていきます。


ズバリですが、授乳からみる排泄育児トラブルでありがちなのは

  • 夜間排泄が頻繁(おねしょが多い)
  • 夜間の自立がなかなか出来ない
  • 日中の排泄リズムが安定しない
  • 自発的な排泄に繋がらない

↑これらの排泄の自立への壁を感じる方は
授乳だけでは、もちろんないですが、1度見直してみましょう。

なぜ上記のようなことが表出されるかというと、

  • おっぱいを飲ませすぎる(量)から
  • 授乳にメリハリが無いから
  • 泣いたら起きたらおっぱいで睡眠の質が落ちるから

これらの原因が考えられます。

  • は、泣いたらおっぱいと授乳に頼っている方が多いです。
  • は、添い乳や寝かしつけに授乳を活用しているケースの方
  • は、❶❷両方している場合に多いです。

少しでも思い当たる節がある人は、一度授乳とは何か考えてみませんか?
そもそも授乳って何でしょうか?
これ良い機会なので考えてみましょう。
今回は一旦、私の方でも自分の思うことを記しますね。

授乳とは
〇こどものからだを作るもの
〇こどもとの関係性をかたちづくるもの

私はこの2点だと思っています。


〇こどものからだを作るもの

例えば栄養だったり、腸内細菌だったりカラダを作るもの全てですね。
でもこれは、実際カタチが変わっていきます。
母乳・ミルク👉離乳食👉幼児食👉食事と変化します。
というか変化しましょう。
いつまでも母乳に頼っていてはだめです。

母乳からの栄養は生後6カ月までと言われています。
また、口の中の動きもおっぱいを吸うというカタチから変化させて
習得しなくちゃいけません。

〇こどもとの関係性をかたちづくるもの

授乳は(ミルク時間も同様)愛着形成や精神安定にとても大事です。
しかし、これも子どもの成長と共に変わってきます。
これがコミュニスの在り方です。

関係性の構築の方法は月齢と共にかわります、変わらないといけない。
でも多くの人が母乳に頼り切ってここに追いついてない。
なんでもおっぱいが解決してくれる、授乳が母子との絆と思いこみすぎる人が多いです。
だから母乳が出ない、ミルクになっていることに負い目や罪悪感を感じる人も要るんだと思います。本来は負い目や罪悪感なんていらない。

愛着形成や精神安定は母乳育児によるものだけではありません。
これこそ、食事と一緒で変化していかねばなりません。

母も人間です。
母というまず人間との関係性を築けないのに、社会で家族以外の人間と社会性を身に着けることってできますかね。

ちょっと考えてみてください。

その時一番身近な人間を=おっぱいと思いこむことと、
育つ中で、いろんなモノ、ことを通して人との関りを積み上げること。
後者ってとてつもなく大切です。

まずはそのあたりから、授乳とはなにかをそれぞれに考えてもらえたら嬉しいです。


そして、ちょっと本題に戻すと、排泄の自立への壁となっている上記の事象

授乳に関して

  • 飲ませすぎ(量)
  • 授乳のメリハリ
  • 授乳による睡眠の質

をまずは改善していくことで、変わっていくことができます。

そもそも、なんで❶~❸であると

  • 夜間排泄が頻繁(おねしょが多い)
  • 夜間の自立がなかなか出来ない
  • 日中の排泄リズムが安定しない
  • 自発的な排泄に繋がらない

なトラブルが出てくるのか、、、なのですが、

まず、夜間の排泄には、どうしても睡眠が切っても切れない重要な
ファクターになります。
その睡眠の観点から【睡眠の量と質】が大事になってきます。

量はタイムスケジュール含め時間問題で調整できますが、
授乳に関しての質上げポイントは

  • 入眠時と同じ体制、環境で寝ること(おっぱいを寝かしつけの道具にしない)
  • 夜に起きたらおっぱいではない(泣き止ませる道具ではない)

↑これは排泄の観点にも関わってきます。

次に、夜間の排泄の観点からは【寝ている間の排泄のしくみ】を考えることが大事。
つまり
▶起きたらおっぱいではない!《なんで起きるのか考える》ということが最重要なのです。
これは、0歳台の授乳期ピークの子にも言えること。
排泄で起きている、なにか身体の不快で起きている、もちろん
お腹がすいておっぱいで起きている、更には、え!口にくわえていたおっぱいが無い!でも起きています。

それを考えずに、泣いたらおっぱい。寝ながらおっぱいくわせさえる。
そんなことになっていませんか?

泣いたらおっぱい
とにかくおっぱいって思っている方が多すぎるのですが、
飲ませすぎているから、おしっこが作らされすぎて、だからまとまって寝られないというループに入っている子も実際に多いです。
まずはココの負のループを断ち切るのがポイントです。

最近では、夜間断乳という言葉も出てきていますが、
授乳にメリハリさえつけていれば、そもそもそんなことをしなくてもいいし、そんな言葉さえ出てこなかったはず。

とにかくシンプルに
◎泣いたらおっぱいを辞める
◎授乳にメリハリをつける
これが超絶大事になります。

これを気をつけていけば、授乳からみる排泄育児トラブルはないはずですし、多少あっても軽度のモノ、こじらすことはありません。

で、こんな話を聞くと卒乳がちらつく方いらっしゃるかと思います。
卒乳に関しては、本当にいろんな考えがありますから
一概に〇歳になったら!というのはないかなとは思いますが、
あえて私の方からお話するとすると、排泄・睡眠・関係性の構築という3つの柱から考えると

◎しっかりと離乳食が進んで3回食になっている
◎授乳以外で水分補給が出来る(汁物や水などが飲める)
◎二足歩行している

この3つがクリアしていたら、私は卒乳してもいい時期だと考えます。

なんだか卒乳促進運動みたいなコラムになってしまっていたらごめんなさい。全くそういうことではありません。

月齢、状況それぞれです。いろんなケースがあるので、とにかく卒乳!
ということを言っているわけじゃないので、
対象に当てはまらない人が焦って卒乳することは望みません。

ただし、0歳は授乳期でありますので、たっぷり母乳をあげてもいい時期ですが、だからと言って何でもかんでも母乳で済ませているのも違います。

量とメリハリは授乳期真っ只中だからこそ大事なポイントです。
そのあたり、睡眠と排泄、関係性の観点から考えるといいかなと思います。

まずは、日中でも、特に夜間は
◎泣いたらおっぱいを辞める
◎授乳にメリハリをつける

これをやっていくことで、授乳による排泄トラブルは歴然と減っていきますので、ぜひ実行してみてくださいね。


そして、ちょっと卒乳について付け足し。。。

卒乳案件でよく聞くのが、
とにかく泣き叫んでいて、子どもがかわいそう
卒乳をここまでする必要があるのか
という言葉。

私も鬼ではないのでw
確かにそれは一理あるわよねと思いますし、気持ちはとても分かりますが、
《かわいそう》の視点がおそらく全然違うのかなと思います。

私は、おっぱいでしか心を満たせられないことの方が
かわいそうなことだと思います。
(授乳期は別、むしろそこで満たすことが大事なので、そこは違いますが)
とてもキツイ言い方かもしれませんが、
月齢に合わせて心の満たし方を変化できないことの方がよっぽどかわいそうです。

口腔が育たないこともかわいそうだし、固形の食事を食べる大変さもあるけども
そこに挑戦していろんな食事をする機会が減ることの方がかわいそうです。
親子の関係性を構築する、信頼関係を作る方法、もっと精神を落ち着かせる方法は
たくさん周りにはあるのに、おっぱいに執着することの方がどうなのかなと。

かわいそうの視点を変えてみてください。

でも、目の前に顔を真っ赤にして泣き叫び
ママ~ママ~おっぱい~泣かれ、パニックになり、咳き込んで吐く
こんな姿にさせてまで、、、
と断念しちゃう。

もちろんここまでじゃなくても、このような感じの人は何人もみてきましたが、
この最悪な状況は、はっきり言って長くて3日くらいです。
早い場合は一晩で済むことも。

私は今まで10日間無理だったって人は聞いたことないです。
やる!と決めた人は、ほんと数日でスルッとです。

だから卒乳はやる気と覚悟なんです。

やり方について悩まれる方多いかと思いますが、
〇日にやろう!と決めたら
そこまで徐々に減らすもよし、それまでたっぷり飲ませるも良し
そこまでの道のりはいろいろあっていいと思います。
自分で決めたなら、どれも正解。

また、決行日にどうするかも、なんでもあり。
お話でやめるもよし、おっぱいにレモンを塗る、アンパンマンを書く。

いろんな方法がSNSにありますが、これも私は好きにしていいと思います。
アンパンマン書くなんて!とかレモンなどはNGとか
いろいろ賛否書かれていますが、無視です。
やり方は自由!!自分で決めたなら、どれも正解!大丈夫です。間違ってない。
あなたが決めた覚悟したやり方なら子どもは受け入れてくれます。

でも、1つだけ、絶対に守ってほしいのは
やると決めたら、かわいそうとか思ってもいいから
【絶対にやりぬくこと】です。

間違っても、泣かせた挙句、やっぱりやっぱりかわいそうだからって飲ませる
とか
一晩結局寝れずじまいで、これは本末転倒では?と2日目に卒乳を辞める
とか
旦那にそんなにまでして辞めること?って言われて断念した
とか

これらは絶対にだめ!!!!!

だったら、卒乳をやらない方がいい。
これ卒乳に関わらず、お菓子などのケースでもあるある。

ダメと言ったけど、泣きわめいたからあげるという感じです。
こどもに、泣きわめいたらどうにかなると教えてますよ。
お母さんの軸が無いことも露呈します。
(もちろんいろんな背景があるので、絶対にあげない!死んでもあげない!
ってことではないけど)

そういわれても、、、、
と思う気持ちも私も母なのでわかるのですが、
こういう思考は、逆にお母さんをどんどん追い詰めるんです。
母体も結構ダメージありますよ。

授乳ってカラダにはいいも悪いもとても影響があります。
その場が楽に思っても楽ではない方向にどんどん進んでいるんです。
考えてみましょう。

身を任せて本当に自然の流れで卒乳する。
これもある意味覚悟ですから、その決断も私はいいと思います。
今後どうなろうともそれはその人の決断なので私は尊重します。

周りには卒乳の答えはありません。
もしかしたら、排泄の自立以前に子どもの真っ向から向き合う
大事な儀式かもしれません。
ぜひ味わってくださいね。

※※何ともフォローがしつこいですが(笑)
母乳育児って結構センシティブな問題が絡みます。
あくまで、授乳からみる排泄育児トラブルとの関係性についてをお話ししています。
母乳育児を否定し、卒乳を促進させたいコラムではありませんので、
どうぞご理解の程よろしくお願いいたします

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