『早寝早起きがトイトレのカギ』

トイトレ完了をすすめていく前に、私が必ずチェックすることがあります。
それは、みなさんにも、1回目のマンツーマン相談フォームでも書いていただいている、
1日のタイムスケジュールです。
特に、お子さんの起きる時間と寝る時間。

なぜそこを重視するのかというと、排泄の自立には、脳の「視床下部(ししょうかぶ)」という場所が深く関わっているからです。
この視床下部は、自律神経の働きによって調整されており、
排泄に必要な感覚やタイミングをつかむためには、第一に自律神経がしっかり整っていることがとても大切なのです。

つまり、自律神経が乱れていると、「トイレに行きたい」「そろそろ出るかも」という感覚自体がうまく育ちにくくなるということ。
これは、トイトレにおいて大きな壁になりますし、
便秘やおねしょといったトラブルにも充分関係してくる部分です。

自律神経を整えるための方法はたくさんあります。

〇食事の見直し
〇運動
〇マッサージ
など、できることはいろいろあります。でも、どれをやるにしても、
睡眠リズムが整っていない状態では効果は半減以下。
だからこそ、私がまずお伝えしたいのが「早寝早起き」の習慣づけなのです。

私が推奨している理想の生活リズムは、
👉 朝6時に起きて、夜8時に寝ること。

これは赤ちゃんや幼児だけでなく、小学生以降でも可能な範囲で意識してもらいたいリズムです。

もちろん、最初から完璧を目指す必要はありません。
まずはせめて20時30分までには寝ることを目指して、少しずつ生活を整えていきましょう。

では、なぜ「早起き」まで重要なのか?
それは、朝日を浴びることが、自律神経と深く関わっているからです。

朝、光を浴びると脳内で「セロトニン」という神経伝達物質が分泌されます。
このセロトニンは、夜になると「メラトニン」という睡眠ホルモンへと変化し、
自然な眠気を導いてくれます。

朝起きて光を浴びてから14~16時間後にメラトニンが分泌されるため、朝6時に起きていれば、
夜8時~10時にかけて、自然に眠たくなるというわけです。

最近よく、なかなか寝ないという相談を受けることが多くなりました。
私はココが大いに関係していると持っています。

また、セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれ、タッチング(スキンシップ)によっても分泌が促されます。
たとえば、日中のオムツ交換やお着替えの時間にしっかり関わって、触れてあげることが、
子どもの心を安定させる効果もあるのです。
これもまた、布おむつ育児によるトイトレとの相性がとても良いアプローチなんです。

ちなみに、我が家の場合ですが、長男はすでに大学生になり、
さすがに今は理想の生活リズムとは大きく外れてしまっています。
でも、中学まではサッカーがない日であれば22時には就寝というルールがありました。

現在中3の次男と小5の三男は、基本的には21時30分には就寝しています。
もちろん次男は、サッカーで帰宅が遅い日などは例外ですが、
とにかく勉強するより寝てくれというところに、私の睡眠の優先度の高さがうかがえると思います(笑)

なぜそこまでするのか?
「早寝早起き」は年齢が上がっても意識する価値のある習慣だからです。

実は不登校の原因のひとつとして注目されている「起立性調節障害」とも関係しています。
起立性調節障害は、自律神経失調症の一種ともいわれており、
生活リズムの乱れが大きな要因になるのです。

だからこそ、排泄の自立だけでなく、今後成長する子どもの心身の健やかな成長全体においても、
早寝早起きは切り離せない大切なポイントだと、私は強く感じています。

これから改善したい方へ

まずは「起きる時間」からです!
リズム改善をしていこう!とはいえ、「よし!じゃあ今日から20時に寝よう!」と思っても、
現実にはなかなか寝られないことが多いです。

そんな時におすすめしたいのは、寝かせる時間よりも「起こす時間」に目を向けることです。

たとえば、いつも7時過ぎに起きている子であれば、思いきって朝6時30分に起こしてみる。
最初は眠そうにぐずるかもしれませんが、早く起きれば自然と夜の眠気も早く訪れるようになります。
これを繰り返すことで、だんだんと寝る時間も整ってくるのです。

起こすときのコツとしては、
まず、寝室は真っ暗で寝ること(メラトニンの分泌に効果的)
朝はまずカーテンを開けて、日の光を取り込む
できれば窓も開けて、朝の風を入れる
そして、いきなり「起きて!」と声をかけるのではなく、
先に光と風で空間を整えたあとに、そっと背中をさすってあげる。
私の経験では、この「背中さすり起こし」は、朝のぐずりを減らすのにとても効果的でした。

生活リズムの改善は一朝一夕ではありませんが、「起きる時間から整える」ことで、
全体のバランスが自然と整っていきますよ。

5月は、新年度の生活の疲れや、ゴールデンウィークのイレギュラーな日々で、
生活リズムが乱れやすい時期です。

このタイミングで改めて「早寝早起き」の大切さを認識し直し、生活をリセットするチャンスにしていただけたらと思います。

排泄の自立だけでなく、心と体の健康のためにも。
今月はご家庭全体で、生活リズムを見直してみましょう😊