おしっこ出そうになったら教えてねの声がけはなぜ効果が無いのか

『おしっこ出そうになったら教えてね』
という声がけはよく私も耳にしますが、私はこれシンプルに効果がないからではなくて、こうしたほうがいいよと修正させてもらっています。

が、なぜ効果的ではないのか。
今月はコチラに関して、丁寧に解剖していこうかと思います。

改めて、排泄の快と不快をどのように子どもに教えたらいいのか。
どのような順序で理解していくと、子どもにもわかるかをお話しします。


◆知らない感覚を教えることの難しさ

「おしっこ出そうになったら教えてね」
この言葉自体がダメなのではありません。

例えば、あなたが受付をしていたとしましょう。
上司に、「受付に外国の女性が来たら私を呼んで」と頼まれたとします。

もちろん私たちは大人ですからね
「外国ってどこの国の人ですか?」
「年齢はどのくらい?」
「身長は?」
「特徴はありますか?」
「先方は上司と会うこと自体知っていますか?」
などなど、詳細を質問できますよね。

でも、これもひっくるめて、まず考えてみて欲しい。

子どもは何も知らないし、
ましてや質問・確認できる状態でもないってこと。「

おしっこ出そうになったら教えてね」は
何も質問してはいけない中で
「受付に外国の女性が来たら私を呼んで」と頼まれるのと同じくらい難しいことなのです。

でも?
確認さえ取れれば私たちは理解できる。
という事は、子どもも

◎おしっこって何か
◎出そうになるとはどういう状態になることなのか
◎教えるってどうしたらいいのか
という事がわかっていたらできますね。

つまり、この3つの◎を子どもが知っていたら

「おしっこ出そうになったら教えてね」
は効果的な声がけになるというわけです。

◆3つを教える

◎おしっこって何か
◎出そうになるとはどういう状態になることなのか
◎教えるってどうしたらいいのか

おしっこって何か。
これは、

  • 実物を見せる、触らせるなどして認識させる
  • 頭の中でイメージを膨らませる

この2点が大事です。

  • 実物を見せる、触らせるなどして認識させる
    ↑これは、ノーパンかおまるが一番わかりやすいです。
    つぎに、トレパンやふんどしあたりもギリわかりやすい。
    ギリギリが布おむつ、アウトが紙おむつですねw
  • 頭の中でイメージを膨らませる
    ↑これは絵本を用いてください。
    排泄関係の絵本、ホント増えています!
    月齢に合わせてお好きなものを購入して、読み聞かせしましょう。
    排泄学講座でおすすめしている「どうなってるの?からだのなか」は推奨ですが、
    ノンタンのおしっこしーしーも人気です。

次に、
出そうになるとはどういう状態になることなのか
しかし、これがまあ難しいんですよね。
いわゆるムズムズ感を感じるってことです。
排泄の快や不快は、どても細かい感覚です。

なのでこれは
♦親子で意識する
♦何回も繰り返す
これがポイントになります。

やり方は講座でもたくさんお話ししているので今回は割愛しますが
(忘れた~わからない~って方は再度チェック♪)
これって意味あるんだろうか、、、なんて思うkuccaの排泄育児を
コツコツ続けていくしかないです。

最後に、
教えるってどうしたらいいのか

これは私たちがではなく、子どもがママに伝えるという事。
これって排泄だけに限らず、普段の親子の関係性がモノを言います。
言葉じゃなくても、子どものサインに対してつぶさに反応しているか否かで、この表現の回数は差が出るかなと私は思っています。

普段から、「あとでね~」とか「今忙しいから」って感じで
こどものサインを見逃しがちかも、、、という人は
これを機に改めてみるといいかもしれないです。

◆正しい順序を改めて

  • おしっこって何か
  • 出そうになるとはどういう状態になることなのか
  • 教えるってどうしたらいいのか

この3つがポイントであることをお話ししてきましたが、
やはりこれらも順序が大事になってきます。
3つ目の”教えるってどうしたらいいのか”に関しては、日常のやり取りが大事になってきます。
が、他の2つは、排泄アプローチが必須になってくるわけですね。

改めてその内容をまとめていきたいと思います。

視覚と感覚が合わさる印象深い状況を作る

《床排泄・おまる>ふんどし>トレパン>布おむつ》
この構図はシンプルに皆さん理解できるかと思います。
今まで伝えていた言葉が結果(リアルな状況)としてわかる順番です。

つまり、《床排泄・おまる>ふんどし>トレパン>布おむつ》
することによって訓練が可能になってくるので、この状況をまずは積み重ねていきましょう。
正直紙おむつでは難しい。
ゼロとは言わないが、なかなか厳しい道のりではありますので、
どこかで紙おむつを辞めるときは必ず来ます!!
取れるまで待つのではなく、辞めるんです。

結果の前にどうなるかを想像する

これは、おしっこが出ると結果どうなるか、という想定が出来ないと
出そうになる状況(つまりムズムズ感)を理解することは難しいので、
何となく今がその時かな?(この状況は出そうってことかな?)と
予測することが出来るようにするには、
排泄のまさにそのとき!だけのシーン以外でも、どれだけ排泄の想像を膨らませられるか。
これは、声がけなどのアプローチが出来ているかによって差が出ます。

絵本やおままごと、日常のなんてことないシーン(犬がうんちしているシーンなど)も利用して、イメージ作戦を施していきましょう。

実際に成功した時の体験をする

こういうことかと実際にわかる。
ま、これは手っ取り早いですよね。でもなかなか成功しない人には
難しいタスクかもしれませんが、そこはくじけず繰り返しやっていきましょう。

失敗を体験する

これは成功同様に、より自立への道のりが明確になります。
成功への予測も明確になってくるので、いかにこれをたくさん経験させるか。
と思うと、濡れるのやだとか、汚れたらどうしようとかグダグダ言ってないで、挑戦するしかないですよね(笑)

※③と④はどちらが先でもよい。
急に成功から始まる子もいますし、失敗を重ねて成功を導く場合も
ケースバイケース、個人差があります。

冒頭でも言いましたが、
「おしっこ出そうになったら教えてね」
この言葉自体がダメなのではありません。

しっかりと言葉の意味が相手に伝わっているか、その前に相手がその意味を理解できるか
そこを考えながら声がけをしていくことが大事なのだと思います。

9月も気を引き締めて頑張っていきましょう♪

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